Chap2 痛みは生活の一部です。

Chap1 「痛みは生活の一部です。私たちは、これをなくすことができないし、したくもありません」 から続きます。

<中間省略>
韓国の治療は、二つの国のうちどちらに近いでしょうか?現役の医療関係者の経験によると、韓国はその中間になります。
有名大学病院の麻酔科専門医は、新聞社に “両国で患者の医療経験が違うのは、医療哲学に関する問題ではありますが、医師の好みでもあります」と述べました。

彼は「一般化することはできませんが、当病院は、腹腔鏡下手術で子宮筋腫の除去を受けた患者に、入院治療の間は、痛み自己調節装置(PCA、Patient Controlled Analgesia)を通じて薬物性鎮痛薬の投与量を患者が調節できるようにしています。

痛みは主観的なものですし、痛みを我慢することだけが能ではないからです。医学的にも、苦痛が強いとストレスホルモンが分泌され、患者の健康によくありません。もちろん、この場合に投与量を制限しています。退院後は麻薬性鎮痛剤を処方することはあまりありません」と述べました。

http://www.hani.co.kr/arti/society/health/830206.html
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この記事を読んだ時、マイケルジャクソンをふっと思い出しました。彼は過剰な薬物摂取により、呼吸停止で突然死に至った可能性が高いと言われています。「痛みは生活の一部です」という医者と、マイケルジャクソンが出会ったら、彼の人生も変わっていたかもしれません。

高校生の時、倫理の時間で縁について習ったことがあります。仏教では、前世で叶わなかった縁があると、この世でそれを浄化するために人々は再び出会うといいます。例えば、夫婦は前世で叶わなかった愛や、仲直りをするためにこの世で夫婦になる、子は前世でもらえなかったものを親にもらうためです。

その観点からみると、ビヒエステでの出会いは、前世の縁があり、何かを返すか返してもらい、その関係をこの世で浄化するために、ということになります。そう考えると、縁というものはとても不思議ですね。