Chap4 更年期と肥満、エストロゲンの過剰02

ライフスタイルの変化や食生活の欧米化により、肥満や心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病が増加しています。特に、食べ物の欧米化、過食、運動不足などによる肥満者が増えています。通常、肥満体の女性はエストロゲンの数値が高いことがあります。

特に脂肪細胞にある「アロマターゼ」という酵素は、男性ホルモンをエストロゲンに変換できますので、肥満になるほど女性ホルモンの数値が高くなりやすいです。ですので、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気をお持ち方で、肥満気味の方にはダイエットや運動をすることをお勧めします。

閉経後、エストロゲンが卵巣に変わって体脂肪細胞と副腎から分泌されるようになり、エストロゲンは閉経前より30%程度減少します。しかし、プロゲステロン(黄体ホルモン)は黄体からはほとんど分泌されないので、約75%減少します。閉経しても肥満な方ほどエストロゲン数値が比較的高く、エストロゲン過剰の症状がでることとがあります。しかし、痩せている方は逆にエストロゲンの欠乏として現れます。

要するに、閉経後してもエストロゲン数値が高いのは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の量がもっと減ったからです。更年期は体脂肪細胞からホルモンが分泌されますので、痩せているより適切な脂肪があったほうが過ごせやすいといわれています。しかし、肥満はエストロゲンにより子宮ガンや乳がんなどを高めることもあります。脂肪もバランスが大事ですね。

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